首長選再選へ大森氏の出馬有力

update 2004/1/3 12:03

　渡島、桧山管内の今年の選挙は、任期満了に伴う首長選が木古内町、町議選が知内町など３町で実施される。木古内町長選は現職の大森伊佐緒氏（５０）が態度を明確にしていないが、２選出馬が有力。具体的な対抗馬擁立の動きは表面化していない。統一地方選が行われた昨年同様、各町とも市町村合併問題が最大の争点になりそうだ。

　木古内町長の大森氏は４月２５日が任期満了。告示、投票日は今月１６日の同町選挙管理委員会で決定する。

　前回選挙（２０００年）では民間出身の大森氏が、当時の前町助役の田中美津夫氏（６４）に１０００票近い大差をつけ初当選。組織に頼らない草の根選挙で知名度不足をはねのけた。

　正式な出馬表明はないものの、大森氏が再出馬する公算が大きく、今のところ具体的な対立候補擁立の動きはない。ただ、町を二分する選挙戦が続いているだけに、今後の動向が注目。暗礁に乗り上げている市町村合併についても、有権者の判断が問われる。

　町議選は知内町が３月２３日告示、同２８日投開票、瀬棚町が４月１３日告示、同１８日投開票。大成町は７月１９日に任期満了を迎える。瀬棚町は定数が２減の１２人になる。

提供 - 函館新聞社

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