きょう厳島神社で「七福神祭」
update 2003/12/31 10:52
仮装した七福神が登場することで知られる、函館市弁天町9の厳島神社(関根敬司宮司)の「七福神祭」が31日午後11時半から、同神社で開かれる。同様の時刻に神社近くで「七福神」が登場する類似イベントがあることから、同神社では「勘違いする人が出るのでは」と危ぐ。「神社の行事と間違えないで」と呼び掛けている。
同神社では毎年、仮装した七福神が登場するイベントが開かれ、市民らの話題を集めている。今年は、氏子の一人が作り、神社に納められた七福神が乗っている長さ1・5メートル、幅0・5メートルの「宝船」が初登場。1月1日午前零時半から、十二支のマスクを被った氏子らがこの宝船を担いで境内を走り、盛り上げる。一般参拝者の参加も自由で、同神社では「せいや、の掛け声で一緒に楽しんで」と話す。
毎年、初詣で客を増やしている同神社だが、同神社の氏子で作る「宝友会」(浜順会長)では「近くで行われる類似イベントを市民が神社の行事だと取り違わないだろうか」と心配。実際に、類似イベントの問い合わせが同神社に寄せられているといい、困惑を隠せないでいる。
同神社の責任役員、奥成正三さんは、新年イベントと神事を間違えないよう訴えるとともに、「たくさんの人にお参りに来てもらって、イベントを大いに楽しんでもらえたら」と期待する。
同神社の「七福神祭」は、もちつきでスタート。ヒツジ年の人がつきはじめ、午前零時、サル年の人と交代する。零時を過ぎてからは、七福神が同神社の名前の入った大入り袋を300袋配布。このほか、御神酒、雑煮、アズキ湯などが各200杯以上振る舞われ、ギター演奏などのイベントも開かれる。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。