「笑福七福神祭」がパワーアップ

update 2003/12/30 12:57

 七福神のユニークな仮装で知られる「笑福七福神祭」がパワーアップ―。2004年は1月1日に午前零時の号砲を合図に、弁天町の大黒通りを宝船が一周し、新年の幕開けを祝う。同零時半からは、同通り中央の空き地でもちつきが行われ、そのもちで雑煮が振る舞われる。

 七福神で西部地区の町おこしをしている「笑福七福神祭実行委員会」(井上清美委員長)が1月1日に毎年行っている祭り。宝船は帆を張った状態で高さ4メートル、長さ7メートル、幅2メートル。スギを使った伝統的な和船型で、舟見町の船大工、平石健悦さんが製作した。

 毎年元旦、近くの神社で午前零時を合図に七福神として登場していたメンバーたちだが、宝船が完成したことを受け、今年は大黒通りを舞台に「渡御」(とぎょ)を行うことにした。井上委員長は「今までの2倍、3倍、楽しんでもらえるのではないか」と話しており、広く市民の来場を呼び掛けている。

 同日午後零時半からは、同通りで初駒体験騎乗会を行い、同3時半、2回目の「渡御」をする。3日までは、函館山七福神研究会の嵐静治代表の用意した「本物の大黒」の像を通りに鎮座させ、西部地区の発展を願うことにしている。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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