年越しそば作りたけなわ

update 2003/12/30 12:57

 今年も残すところあと2日、函館市内のそば店では、年越し用のそば作りがたけなわ。大みそかを目前に香り立つ店内では、ひっきりなしにそば打ちの音が響いている。

 年越しにそばを食べる風習は、細く、長いことから長寿を願ったり、金銀細工師が散らかった金粉を集めるのにそば粉を使うために、金を集める縁起で始まったなど、諸説はさまざま。

 このうち、道東産のソバを石臼で丹念にひいたそば粉が魅力の「手打ちそば起進堂」(小川進越店主、函館市深堀町30)でも、30、31の両日、店頭と持ち帰りで年越し用のそばを販売。29日には、翌日用の約170食を打った。同店によると、本番の大みそかは店頭、持ち帰りで約400食を販売を予定しているという。小川店長も「1人当たりの消費量は減っているが、40代以上のお客さんには根強い人気です」と話していた。(福士雅巳)

提供 - 函館新聞社



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