無料時刻表サイト人気急上昇

update 2003/12/29 14:19

　函館市内や周辺４町の市電やバスを網羅した無料時刻表サイト「イカすタイム」の人気が急上昇している。今月から、携帯電話からのアクセスに会員制を導入。ダイヤ検索のたびにポイントがたまり、景品が当たるという全国的にも珍しい取り組みを始めたところ、年内にも２０００人を突破する勢いとなっている。同サイトを運営する、コンピューターソフト開発、交通広告代理店のバイセル・システム（本社・函館市大森町）小橋達也社長は「公共交通機関の利用促進につながってくれれば」と話している。

　会員制を導入したのは、利用者にポイント還元を行うため。「小売店ではポイントカード、航空業界ではマイレージなど、利用度に応じたサービスを行っている。利用者が減っているバスや市電でそうしたことができないかと試案した結果」と小橋社長。

　また、同サイトでは、駅や停留所付近の店舗・施設情報を集め、検索時に、これらのタウン情報も表示し、利便性を高めている。これらは利用者から寄せられた情報で、情報提供に対してもポイントを贈る。

　現在の会員は２２日現在で、１８４１人。女性が１１７６人と圧倒的に多く、職業別では、高校生（５５８人）会社員（５２０人）大学生（２３６人）―の順。会員制を始めた１日は７００件程度のアクセスだったが、今では多い日で１６００件を超しており、会員数は飛躍的に増えているという。

　イカすタイムは、パソコンや携帯電話インターネット接続サービスに対応した時刻表サイト。２０００年に開設した「函館ｉたいむ」が前身で、今年８月にイカすタイムに改称した。同サイトは、ランドマーク（象徴的な建物）からの検索や乗り換え情報などの機能があり、公共交通機関の利用者にとっては欠かせないホームページになっている。アドレスは http://ikasu.jp/

提供 - 函館新聞社

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