「しお家」喜多方ラーメンフェスタに出店

update 2003/12/29 14:17

 函館市本町のラーメン店、しお家(濱谷内吉信店主)が、来年2月21、22に、福島県喜多方市で開かれる「蔵のまち喜多方冬まつりラーメンフェスタ」に出店することが決まった。2日間で2000食の売り上げを目指し、函館の「塩」を全国にアピールする。

 11月初め、主催の喜多方市から打診があり、出店を決意。喜多方ラーメンの「一平」やいわきカニラーメンの「鳳翔」など、全国各地から招待の5店と軒を連ね、地元のラーメンの味を紹介する。

 東京で5年間の修業の後、「どうせラーメン屋をやるなら地元で」と、出身地の函館で、今はない「めん吉」をオープン。昨年3月にしお家を開店した。客は観光客が多く、「評判が口コミで全国に広がっているのでは」と濱谷内さん。「湯の川温泉のホテルから、集団でタクシーに乗り、駆けつけてくれるお客さんもいる」という。

 フェスタでは、自慢のしおラーメン(定価600円)を、全店統一の価格500円で、量が半分のハーフサイズで提供。1日1000食、2日間で2000食の売り上げをめざす。昨年11月に九州久留米市の「第4回ラーメンフェスタin久留米」に「めん吉」として出店。2日で1500食の実績から、「完売できる」と自信を持つ。

 喜多方市の同フェスタには過去、北海道を代表する形で札幌、旭川、釧路から1店ずつ出店があった。函館からは今回が初めて。喜多方市産業部商工観光課の眞田浩幸さんは「塩らーめんサミット出店、全国での知名度の高さなど、勢いのある店。どんなラーメンを提供してくれるか楽しみ」と話している。

提供 - 函館新聞社



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