湯の川グランドホテルの運営業務を「イマジン」に委託へ
update 2003/12/28 11:49
経営不振に陥っている老舗ホテル「湯の川グランドホテル」(函館市湯川町、鈴木恵子社長)は27日までに、青森県内のホテル経営大手のイマジン(本社・弘前市)に、運営業務を全面的に委託することを決めた。委託は2月ごろからとなる見通しで、ホテル名や営業形態は変わらない。従業員97人は本格始動をめどにイマジンに転籍する。
同ホテルによると、業務委託は赤字体質から抜本的に脱却するのが狙い。「湯の川グランドホテル」のブランドを残すため、業務委託の道を選んだ。同ホテルは施設をイマジンに貸す、不動産管理会社となる。同ホテルは「営業譲渡ではなく、業務を委託し、効率化を追求するだけ。利用者の方にとっては何も変わらない」と強調している。
同ホテルは1957年創業。92年には、客室50室の新館を建設するなど約20億円を投じ、リニューアルし、156室の大型宿泊施設になった。しかし、客単価が年々減少し、年間売上高はピーク(93年)の14億円から下降の一途。2002年12月期決算は9億円にまで落ち込み、設備投資費も経営を圧迫している。負債は約20億円。
提供 - 函館新聞社
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