冬のボーナス、半数が前年並み

update 2003/12/28 11:46

　渡島・桧山管内の９６・１％の企業が、冬季賞与（ボーナス）を支給し、半数を超す企業が「前年並み」の支給額だったことが、日本銀行函館支店の聞き取り調査で分かった。製造業では、支給額「増加」が前年比４・９ポイント増（１３・６％）、「減少」が同１０・３ポイント増（３６・４％）で、ともに前年に比べ大幅に増え、２極化が進んでいる。

　全業種では、支給企業の割合は同１ポイント減。支給額の「増加」「減少」は、それぞれ同０・２ポイント増（８・２％）、同２・４ポイント増（３８・４％）だった。「前年並み」は同２・６ポイント下がった。

　業種別でみると、製造業が２極化が進む一方、非製造業はマイナス基調。支給額減少が同１・２ポイント減（３９・２％）とほぼ前年と同水準だが、増加も同１・８ポイント減（５・９％）と総体的に厳しい業況が反映された。具体的な事例では、観光関連の運送業やサービス業で、競合激化がみられ、支給していないところもあるという。

　調査は、企業短期経済観測調査（１１月１０日から１２月１１日）に合わせて実施。７６社（製造業２３社、非製造業５３社）から回答を得た。

提供 - 函館新聞社

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