心の輪作文で東高の林君が知事賞
update 2003/12/25 12:20
9日の「障害者の日」に合わせて道などが実施した「心の輪を広げる体験作文」コンクールの高校生・一般市民部門で、函館東高校3年の林誠士君(18)が、北海道最優秀賞(知事賞)を受賞した。林君は「賞が取れるなんて思っていなかった」と驚きと喜びをかみしめている。
「障害者の日」は、障害者の福祉について理解と関心を深めようと、1981年に制定。道などでは、これに合わせて毎年さまざまな記念事業を実施している。
林君は「体験してこそわかちあえるもの」と題して、2年前の夏に参加した福祉ボランティア活動で感じたことなどを中心に文章を構成。「障害を抱えていても生き方や考え方で元気に生活できることに気付いた」「今よりバリアフリー化した世の中になることを強く願っている」などと思いをつづっている。
小学校6年のときに初めてボランティア活動に参加して興味も持った林君は、これまでも何度か福祉ボランティア活動に参加しており、今回の作文では「ボランティアを通じて触れ合うこと(の大切さ)を伝えたかった」と話している。
「ボランティアは必要なことだと思う。(福祉関係の仕事に就くことも)いいかもしれない」と林君。受賞をきっかけに、さらに福祉ボランティア活動に対して思いを強くしている。(小豆畑 栄)
提供 - 函館新聞社
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