高松町の市民菜園復活へ
update 2003/12/24 09:57
函館市は、来年度から市内高松町に市民菜園を整備する方向で検討を進めている。同地区の市民菜園は函館空港拡張工事のため、昨年度限りで閉園された。しかし、同菜園は全区画が貸し出されるなど市民ニーズが高く、かつての菜園に近い場所での用地確保が可能になったことなどから“復活”させる意向。新たな菜園では150区画の整備を予定している。
高松町の市民菜園は市と旧函館市農協(現・新函館農協)が協議の上、1999年に同農協が事業主体となって100区画を造成し開設。市は同農協に毎年補助金を支給していたが、02年に同菜園が空港拡張工事の対象地となったことで、同農協が代替地を探したものの条件が整わず、02年度限りで閉園した。
市民菜園は高松町と同時に東畑町にも整備されたが、高松は東畑と比較して市街地から近いため、毎年抽選となるなど市民の人気が高く、昨年度も全区画が貸し出されていた。利用者からは高松町の再開を求める要望が、市に寄せられていたという。
このため、市は今年3月、新たな菜園用地として、国が管理する同空港場外用地(高松町105ほか、約2・8ヘクタール)の無償借り入れを申請し、同4月に国から認可を受けた。整備計画は市が11月に策定した「まちづくり3カ年計画」にも盛り込まれており、現在は来年度整備に向けた事務手続きを進めている。
市は同菜園で150区画(1区画あたり50平方メートル)を整備し、管理運営は民間に委託する意向。「市民から復活要望の強かった場所。区画を増やして利用を図りたい」(農林水産部)としている。
提供 - 函館新聞社
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