桧山の上期観光入り込み、前年比1・2%増

update 2003/12/24 09:57

 【江差】桧山支庁は本年度上期(4月―9月)の管内観光客入り込み状況をまとめた。景気低迷や冷夏など、観光産業を取り巻く状況は厳しさを増したが、総数は約125万6400人で、前年同期比1・2%増と健闘した。

 道内客は98万6700人で前年同期より0・7%減少。道外客は26万9700人と前年同期より9・1%増加した。日帰り客は106万4600人、宿泊客は19万1800人。前年度よりそれぞれ、1・1%、2・0%伸ばした。

 町別では、増加が江差町など5町、減少が厚沢部町など5町。江差町は51万1400人(前年同期比5・1%増)。「開陽丸」のリニューアルオープン、7月の第50回かもめ島祭りの入り込みが好調だったことが増加の要因。また、いにしえ街道の整備がほぼ完了したことで、上期全体を通じて、入り込み客数の底上げにつながったとみられ、今後の展開が期待される。

 奥尻町は5万300人(同5・9%増)。北海道南西沖地震10周年にちなんだメディアを通じたPR効果が高かった。同町が実施した、観光バスを対象に復路のフェリー料金を無料とするキャンペーンも効果を上げた。

 熊石町は「あわびの湯」の利用者増、5月のあわびフェスティバルが過去最高の入り込みだったことから11万1300人(同16・2%増)となった。パークゴルフ場を増設した北桧山町は9万3800人(同3・5%増)。今金町は5万1000人(同13・1%増)で、旧石器館オープンなどが増加の要因だった。

 一方、厚沢部町(8万9100人、同11・7%減)はイベントの入り込み客が減少。乙部町(13万4200人、同12・7%減)も海のプールなど屋外観光施設で冷夏の影響が大きかった。

 上ノ国町(6万2200人、同1・3%減)は7月の「海洋牧場まつり」が好調、旧笹浪家の一般公開が行われた8月も増加したが、全体的には数字を伸ばせなかった。瀬棚町(9万9600人、同3・7%減)、大成町(5万3500人、同1・5%減)も冷夏の影響が大きかった。

提供 - 函館新聞社



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