障害者の実雇用率、民間0・09ポイント上昇
update 2003/12/24 09:56
函館公共職業安定所は、今年の渡島・桧山管内の障害者雇用状況をまとめた。民間企業の実雇用率は前年比0・09ポイント上昇し2・31%で、前年同様、全道平均1・67%(同0・01ポイント増)を上回った。一方、法定雇用率(民間企業で1・8%)を達成していない企業の割合は全道平均(52・4%)よりも低くなっているが、同1・8ポイント増え、47%となった。
雇用を義務付けられている企業は、前年より2社増え168社。雇用されている障害者は14人減り、523人だった。実雇用率を企業規模別でみると、「56―99人」が3・01%と最も高く、次いで「300―499人」が2・39%。法定雇用率未達成企業の割合では「500人以上」が57・1%と一番高く、「56―99人」が50・6%、「100―299人」が44・1%―と続いた。
産業別でみた実雇用率は、「サービス業」が5・68%と最も高く、「運輸業」3・36%、「製造業」3・11%―と続いている。法定雇用率未達成企業は「卸売・小売業」が突出して多く、77・8%に上った。
地方自治体などの公的機関の実雇用率は2・47%で、前年比0・06ポイントアップしている。
障害者雇用促進法で、従業員56人以上の企業や48人以上の国・地方自治体など公的機関は、身体・知的障害者の雇用を義務付けられている。法定雇用率は、民間が従業員の1・8%、国・地方公共団体が2・1%で、毎年6月1日現在の雇用状況を報告することになっている。
提供 - 函館新聞社
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