来春卒業の道内高校生の就職内定率39・7%
update 2003/12/22 10:49
来春卒業予定の道内高校生の就職内定率が11月末時点で、前年同期を0・4ポイント上回る39・7%となり、3年ぶりに改善したことが21日、道労働局の調査で分かった。函館公共職業安定所管内は同2・5ポイント増の41・4%。ただ、長引く景気の低迷により、求人数は過去10年で最低を記録している。
男子の内定率は前年同期に比べ1・9ポイント上回る44・0%、女子は0・9ポイント下がり36・1%。全体の求職者数は同7・1%減の1万1044人に減り、求人数も同7・7%減の8581人と大幅に落ち込んだ。求人倍率は前年同期と変わらない0・78倍で、過去10年最低のままになっている。
函館職安管内の内定率は男子が同2・2ポイント上回る49・1%、女子が2・4ポイント増の34・5%。全体平均は道内20職安管内中6位で、男子は2位にランクインした。
求職者数は同10・6%減の1384人、求人数は同6・3%減の829人で、求人倍率は同0・03ポイント上回る0・60倍だった。
道労働局は「少子化に加え、就職環境の厳しさを反映した進学率の向上、進路変更で求職者が減っている。求人も道内経済の低迷による労働需要の変化で減少している」(職業安定課)と分析。「内定率はわずかに改善しているが、依然厳しい状況が続いている」と説明している。
提供 - 函館新聞社
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