近所づきあいの有無、35%が「あいさつをする程度」以下
update 2003/12/20 11:04
函館市と市社会福祉協議会が合同開催した「地域懇談会」でのアンケート結果がまとまった。それによると、「近所づきあいの有無」について、約35%の人が「あいさつをする程度」か「付き合いはほとんどない」と回答。特に若者は全員がこのどちらかを選び、深い近所付き合いをしていない実態が浮かび上がった。
懇談会に参加した153人と、福祉関係の専門学校生15人の計168人を対象に選択式と記述式で行い、19日の同協議会の「地域福祉策定委員会」で報告された。専門学校生は、懇談会に若者がいなかったことから後日、調査した。
「近所づきあいの有無」では、「簡単な頼みごとや困ったときに助け合う付き合い」が47・9%(80人)と約半数を占めたが、「あいさつをする程度」が全体の28・7%(48人)、「ほとんどない」が同6%(10人)あった。「家族同然」は同16・2%(27人)だった。
このうち、専門学校生に限ってみると、46・7%(7人)が「あいさつをする程度」、53・3%(8人)が「ほとんどない」と回答した。
一方で、「住みよい地域社会の問題」(複数回答)では、専門学校生の80%(12人)が「近所付き合いの減少」と「町内会活動などへの感心低下と参加者減」を選択。近所付き合いを大切と考えながらも、実際には距離を置いている若者の姿がうかがえる。全体では「近所―」75・4%(126人)、「町内―」76・6%(128人)だった。
同委員会では、これらのアンケート結果を生かし、地域福祉計画を建てることにしている。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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