来年度予算原案内示へ市関連情報収集
update 2003/12/19 10:11
国の来年度予算となる財務省原案が20日内示されるのに向け、函館市の井上博司市長ら幹部は19日に上京し、市関連予算の情報収集を行う。市予算に関連するのは計15事業で、要望額は前年度予算比2・2%減の115億7606万円。政府は、来年度予算から地方への補助金を大幅に見直す方針で、市関連事業にどの程度の影響が出るかが最大の関心事となっている。
井上市長のほか木村孝男助役ら幹部、事務職員ら15人ほどの規模。19日午後にも東京事務所で予算対策の会議を開き、活動方法などを確認する。
市予算に関連する事業は大半が継続事業。国施行の事業は函館空港整備事業30億7100万円(前年度予算比86・4%増)、函館港湾整備事業20億700万円(同7・6%増)の2件で、計50億7800万円(同44・5%増)。空港整備事業はターミナル地域の拡張整備としてエプロンの新設、道路駐車場など。港湾整備は幹線臨港道路の建設など。
市施行分は、街路整備事業15億9700万円(同21・1%増)、公共下水道整備事業15億2300万円(同13・8%減)、函館駅前地区土地区画整理事業7億1766万円(同21・1%増)、文化財整備事業1億410万円(同122・4%増)などで、計52億1106万円(同20・4%減)。
函館駅前地区土地区画整理では、工事中のJR函館駅の駅前広場などの街路築造工事、支障物件移転補償など。前年度予算の2・2倍となる予算を要望する文化財整備では、名勝旧岩船氏庭園(香雪園)環境整備事業として、園亭保存修理(新規事業)などを盛り込んでいる。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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