楽しみながらしめ飾り作り
update 2003/12/14 10:59
【江差】江差町の朝日老人クラブ長生会(山田嘉太郎会長)では、年の瀬を前に、正月用のしめ飾り作りを急ピッチで進めている。無病息災の願いを込め、熟練の技で編んだしめ飾りは、手作りのぬくもりとともに、お年寄りの「元気」を地域の家庭に届けている。
同町の朝日児童館でしめ縄作りに精を出しているのは、最高齢の紺野マサエさん(89)を筆頭とする約10人の会員。「力仕事はできないけど楽しんでます。いくらかでも地域の役に立っていると思うとうれしいですね」と紺野さん。
ゆっくりとした時間の中で、おしゃべりを楽しみながら玄関、神棚、自動車用など、さまざまな飾りを編む。電話で注文を受けた地域の家庭にセットで届ける。
同会では約20年前から、地域に伝わるしめ飾りを児童館の子供たちに伝授するかたわらで、地域住民向けに販売。収益は温泉旅行や花見など活動費に活用している。
山田会長は「会員の高齢化が進み、青スゲの刈り取りは町内の皆さんに手伝ってもらっています。今後は若い人たちにも技術を伝えたいね」と、まだまだ表情も若々しい。
提供 - 函館新聞社
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