山形さん親子が「ギャラリー文林館」開設
update 2003/12/13 16:27
書をたしなんでいる函館市本町31の山形悦子さん、周文さん親子が自宅の一部を壊してギャラリーを新築した。名前は「ギャラリー文林館」で、来年1月13日のスタートから同2月23日までは、開設記念として、6日間ずつ無料でレンタルする。山形さん親子は「年間を通じ、文化と伝統の灯がともる温かい場所になってくれたら」と期待している。
「作品を展示する適当な場所がなかなかない」と感じていたことから開設した。展示面積50平方メートル、壁面延長29メートル、天井高3メートル。作品を照らすスポットライトは、「光の輪」が出ない特殊な物を使い、プロの画家のアドバイスを得て、光の角度調整のできる幅を決めた。
外からの光ができる限り入らないようにしたが、山形家自慢の黄色い花を付ける「ウコンザクラ」が見えるよう、一角だけに窓を設け、閉ざされた感覚がない造りとした。また、展示作品が傷まないように、紫外線をカットするガラスを使用した。
ギャラリーの名前には、芸術文化の集まる場所、文化を愛する人たちが心を寄せ合う場所になればとの思いを込めた。「芸術作品や各種記録の展示などのほか、身内だけのリサイタルやお茶会などにも使ってもらえたら」と周文さん。悦子さんは「トイレなどを含め、バリアフリーになっており、障害がある人にも積極的に外に出てもらって、見たい物を見てもらえたら」と期待する。
通常時の使用料金は、6日間で4万5000円。販売を伴う場合も同額。問い合わせは山形さんTEL52・0486。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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