93年以来のコメ凶作確定
update 2003/12/9 12:41
農水省函館統計・情報センターは8日、渡島、桧山管内の2003年産水稲収穫量を発表した。渡島の収穫量は前年比51%の6670トンで作況指数(平年作=100)44、桧山の収穫量は同48%の9110トンで作況指数43。両管内とも著しい不良で、1993年以来の凶作が確定した。
作況指数の全道平均は73で、14支庁管内のワーストワンは網走の19、次いで十勝の20。桧山は下から4位、渡島は同5位だった。
10アール当たりの収量は渡島が前年比51%の214キロ(平年収量482キロ)、桧山が同48%の212キロ(同494キロ)とほぼ半減。気象や病害などの被害面積は渡島が4600ヘクタール、桧山が6100ヘクタールにおよび、被害量はそれぞれ9560トン、1万3300トンに上った。
6月下旬から続いた低温、日照不足が響き、もみ数が減少。受粉障害が発生し、不稔(ふねん)歩合の平均が渡島39%(平年値10%)、桧山46%(同13%)となった。さらに刈り取り前の登熟が停滞し不良。冷害を被り、全体的に収穫が落ち込んだ。
不作だった93年の作況指数は渡島が3、桧山2。
提供 - 函館新聞社
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