杉谷千さんが津軽手踊の名取に

update 2003/12/9 12:38

 函館本通中学校1年の杉谷千(ゆき)さんがこのほど、曽我流津軽手踊(つがるておどり)の名取となった。青森の教室に通いながら実力を磨いてきた杉谷さんは「これからも色々なところで踊って、みんなに手踊を知ってもらいたい」と笑顔で話している。

 杉谷さんは小学校2年生のときに「手踊」を初めて見たことがきっかけで習い始めた。青森市内の教室に休日を利用しながら月2、3回、日帰りで通う中で、メキメキと頭角を現し数々の大会で上位に入るほどに成長。その努力が認められて、中学1年生で名取として「曽我千」の名前を許された。

 6日には函館市内のホテルで名取授与式が行われ、家元の曽我たえ子さんから免状を受け取り、その席で「津軽じょんがら」「津軽よされ節」「津軽あいや節」で名取としての初踊りを披露。頭の先からつま先まで全身を使った動きで出席者の心をひきつけた。

 今後は「曲の感じを手や表情で表現する表現力をつけていきたい」と気を引き締める杉谷さんに、師匠の曽我さんは「頭のいい子で一生懸命汗を流しながらやっている」と激励する。

 「踊っているときみんなが自分を見て笑顔になっているのがうれしい。これからも大会に出て自分の踊りを認めてもらいって賞を取れるようになればうれしい」―。杉谷さんは一層の飛躍を誓っている。(小豆畑 栄)

提供 - 函館新聞社



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