函館市上期の観光入り込み微増
update 2003/12/8 10:27
函館市は2003年度上期(4―9月)の観光入り込み客数の推計をまとめた。総数は360万9800人で、前年度同期と比べ約0・2%、約7200人増加し、ほぼ前年度並みだった。JRによる客は減少傾向だが、航空機による首都圏と東アジアからの客が順調に推移している。市は「下期も少しでも増えてくれれば」と期待している。
交通機関別では、全体の約4割を占めるバスの140万5200人が最多で、2・6%の増加。以下、〈2〉JR86万400人(3・2%減)〈3〉乗用車63万2000人(0・4%増)〈4〉航空機53万9700人(1・2%増)〈5〉フェリー17万2500人(4・9%減)。
JRのうち函館線は0・3%減の45万5700人だったが、海峡線は40万4700人で6・2%の減少。市は「快速列車がなくなり、特急・急行列車のみになったことが影響したのでは」(観光振興室)とみている。
月別では4月が30万500人、5月が62万5500人でそれぞれ8・7%、3・1%減少。しかし6月以降はプラスに転じ、特に7月は64万9000人で5・1%増となり、4、5月の減少分回復につながった。
宿泊者は全体の57・9%で、0・2ポイント減。逆に日帰り者は0・2ポイント増の42・1%。道外客は0・2ポイント減の65・3%、道内客は0・2ポイント増の34・7%だった。
過去10年間の年度別上期の観光入り込み客数は、1998(平成10)年度の384万4000人をピークに減少傾向が続いている。通年で悪くても前年度並み(531万1000人)の水準を目指す市は「クリスマスファンタジーなど、冬期間にも大勢の方にいらしていただきたい」(同室)と話している。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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