函館江差道 利用台数13%増加 函館新道も1割増 開通効果
update 2003/12/8 10:08
函館開発建設部は、今年3月に開通した高規格道路「函館江差自動車道路」函館インターチェンジ(IC)―上磯IC間8・4キロの利用状況をまとめた。10月の利用台数(函館IC―大野IC)は1日平均9600台で、開通直後の4月と比べ13%増加。供用開始が周知されたことで、並行する道道函館上磯線(産業道路)の渋滞がさらに緩和、函館ICで接続する函館新道の利用台数が前年同月より1割増えるなど、整備効果が表れている。
江差道の利用台数は4月が1日平均8500台。7月に9000台を突破し、順調に交通量を伸ばした。産業道路の交通量は1―2割減少し、大半が江差道に乗り換えたとみられる。
産業道路と国道227号が接続する七重浜交差点(上磯町)の最大渋滞距離は8月調査で、前年同期より80メートル短い150メートルに緩和。産業道路の上磯町追分―函館市石川町間の走行時間は開通前の8分から、4月調査で6分に短縮され、10月には5分に縮まった。
江差道とつながった函館新道は、10月の利用台数(函館IC―七飯大川IC)が1日平均2万3600台で、前年同月比11・9%増。同開建は「利便性が向上したネットワーク効果が要因」と分析している。
同開建が8月に行ったアンケート調査(回答170人)では、68%の利用者が江差道に満足していると回答。うち52%が「時間短縮」をその理由に挙げているという。
同開建は「観光客だけでなく、最近は通勤や仕事などに使われ、周知されてきている。今後も多くの方に使ってもらいたい」(道路課)と話している。
提供 - 函館新聞社
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