ファミリーレクリエーション施設、年度内にも基本方針策定へ
update 2003/12/6 12:39
井上博司函館市長は5日、水族館や動物園などの「ファミリーレクリエーション施設」について、本年度内にも整備基本方針を策定することを明らかにした。現在は水族館、動物園ともに担当部局が専門家や関係機関から助言を得ながら検討を進めている段階で、来年度には専門家との意見交換や市民懇談会などの場を立ち上げ、詳細な内容を詰めていく考えだ。
5日の定例市議会一般質問で、高橋亨議員(民主・市民ネット)の質問に答えた。
井上市長はファミリーレクリエーション施設の建設について、家族連れで楽しめる施設が他都市と比較しても少ない上、「子供たちに魚や動物の生態を見て、豊かな人間性を身につける場を提供したい」との理由から、2期目の公約に掲げた。
今年6月には、初めての検討調査費100万円を補正予算に盛り込み、市内の2、3カ所を候補地に想定している。
水族館の候補地の一つとされる緑の島は、「函館国際水産・海洋都市構想」においても、研究・高等教育機関の適地とされている。現在は企画部を中心に、同構想との整合性などに関し、北大大学院水産科学研究科などと検討を進めている。
また、動物園に関しては、今年8月に市関係部局でワーキンググループを立ち上げて論議を進めており、同市長は「長年の間市民からの要望が高かった施設で、できるだけ早く基本的な構想案をまとめたい」と述べた。
水族館などの施設に関し、函館市はかつて、緑の島に水族館や大観覧車を建設する「函館アクアコミュニティ構想」を推進したが、収益が見込めないなどの状況から、2001年11月に実施を断念している。
提供 - 函館新聞社
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