附属中・鈴木さんの作文、総理大臣賞
update 2003/12/5 11:57
このほど行われた「第28回ごはん・お米とわたし作文・図画コンクール」の作文部門で、道教育大附属函館中学校3年の鈴木ますみさん(15)が最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。鈴木さんは「受賞の知らせを聞いたときは驚いたが、うれしい」と喜びをかみしめている。
都道府県農業協同組合中央会、全国農業協同組合中央会などが主催。全国約3万7000点の応募作の中から見事、射止めた。
作文は夏休みの宿題の一環として、畑と水田の違いや水田の働きについて、インターネットで調べた内容に、自分が実際に体験したことや家族との会話のやり取りなどを交えながら構成、1週間で書き上げた。
文中では水田のことだけではなく、水の果たす役割についても考えさせられたとして「ゆりかごのような温かい水田の水の中で育てられた愛情いっぱいの米、農家の方に感謝をして、しっかりと味わって食べたいと思います」とつづっている。
鈴木さんは「農家の人が作ってくれた米を無駄にしないようにということを伝えたかった。少しは伝わったかな」と受賞の感想。指導した同校の黒田諭教諭は「構成のうまい生徒はほかにもいるが、彼女の場合は経験に基づいているので、(文章に)説得力がある」と評価した。
日ごとから読書が趣味で、三浦綾子さんの「塩狩峠」がお気に入りで、鈴木さんは「これからも学んでいけたらいいと思っています」と話している。授賞式は1月16日に東京で開かれる。(小豆畑 栄)
提供 - 函館新聞社
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