桧山南部5町合併 法定協設置に向け議論開始へ

update 2003/12/5 11:57

 【江差】厚沢部、江差、乙部、上ノ国、熊石の桧山南部5町長は4日までに、5町で組織する合併に関する任意協議会、桧山南部5町合併問題協議会(会長・藤村正二熊石町長)について、早ければ来年1月にも法定協議会に移行することを前提に、今後の協議日程を調整する意向を固めた。5日に江差町で開く同協議会で具体的に議論する。

 5日の協議会には、8月の協議会要綱の改正で協議会の正式メンバーに加わった各町議会議長らも参加。各町長らの意見集約を図る見通し。

 会議後、5町は協議内容を持ち帰り、12月議会などで法定協参加の是非を議論。来年1月にも開催する協議会で、法定協移行に関する最終的合意にこぎ着けたい考えだ。

 同協議会に参加する町長の1人は「法定協移行は『5町合併』に直結しない。合併後の自治体像や役場所在地などを議論した上で合併の是非を最終判断したい」と話す。

 また、法定協での議論には同協議会、今金、北桧山、瀬棚、大成の4町による、桧山北部4町合併問題協議会(会長・花田千賀志大成町長)のいずれにも参加していない、奥尻町について、オブザーバー(陪席者)参加を認める方向で協議する見通しだ。

 桧山南部5町による任意協は2002年12月設立。本年8月までに約150項目の合併に関する課題の検討を終了。法定協移行の時期が注目されている。同協議会は移行の是非を含めて「地方制度調査会の最終答申を踏まえて、方向性を明らかにする」としていた。

提供 - 函館新聞社



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