すずめも寒そう…ブルブル　この冬一番

update 2003/12/5 11:56

　４日の道南地方は上空に真冬並みの寒気が入り込み、各地でこの冬一番の冷え込みとなった。森や大野などでは最高気温が零度未満の真冬日を観測した。

　函館海洋気象台によると、日中の最高気温は森と熊石で氷点下２・４度、厚沢部・鶉で同１・８度、木古内、大野で同１・３度などと軒並み氷点下となった。函館も最高気温が零度までしか上がらず、１月下旬並みの寒さに包まれた。

　一方、雪は各地で断続的に降ったが、降雪、積雪とも少なめで、函館の降り始め（３日午後７時）からの降雪量は、４日9時現在で3センチ、積雪は1センチだった。

　うっすらと雪化粧した五稜郭公園は時折冷たい風が吹き抜け、観光客も身を縮こまらせて足早に園内を散策。いつもは元気に飛び回っているスズメも羽の間に空気をため込み、群れになって寒さをしのいでいた。

　同気象台によると、５日の函館は曇りで、朝のうちまで一時雪の予報。最高気温は２度で４日同様の寒い一日になるという。（池田比佐史）

提供 - 函館新聞社

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