スキー場雪不足でピンチ

update 2003/12/4 11:30

 【七飯・森】道南のスキー場が雪不足に悩まされている。主役の雪は11月22日にまとまって降ったものの、その後の雨などですっかり解けてしまい、気温が高く人口降雪機の使用も滞り気味。各スキー場ともリフトの試運転やレストラン、売店の清掃などオープン準備を順調に進めているだけに、「あとはまとまった雪が降ってくれるだけ」と、いまだ草が見えるゲレンデを白銀の世界に変える“恵みの雪”を待ちわびている。

 横津岳スキー場(七飯町)は道南のトップを切って、6日にオープンを予定しているが、3日現在でゲレンデの積雪はゼロ。2シーズンぶりの営業再開を楽しみにするスキーヤーからの問い合わせも多く寄せられており、「自然条件なので…」と、対応に苦慮している。

 水を氷状にしてまく人口降雪機も外気温が高いため、思ったほど稼動が進まないという。同スキー場は「早いオープンが自慢なので、一部コースだけでも、何とか6日に間に合わせたい」としている。

 函館七飯スキー場(同)は12日のオープンに向けて、気温が低い時を狙って15台の人口降雪機がフル稼働している。「オープン直後から団体客の利用も入っているので心配。ゴンドラやリフトの試運転も完了しており、とにかく早く雪が積もってほしい」と願う。

 ニヤマ温泉スキー場(同)は、オープン予定日を当初より数日遅らせ、18日とした。人口降雪機の使用は現在のところ予定しておらず、積雪状況によってはさらに遅れることも考えられ、「昨年も中旬のオープンだったが、それ以降にずれ込むのは記憶にない」と困惑気味だ。

 また、グリーンピア大沼(森)は21日のオープンを予定しているが、こちらもゲレンデは積雪ゼロ。「オープンまで若干期間はあるが、雪不足は気がかり。全面滑走可能までとはいかなくても、何とかオープンさせたい」としている。(原山知寿子・山崎純一)

提供 - 函館新聞社



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