中央病院で4つ子誕生
update 2003/12/4 11:29
函館中央病院(橋本友幸院長)でこのほど、道南初となる四つ子が誕生した。両親は岩手県在住で、母親(30)の実家が函館にあることから同院での出産となった。多胎児で心配される脳性まひなどの症状もなく、同院では「極めて順調な経過」と喜びをみせている。
3日に同院が記者会見を行い、明らかにした。四つ子は今年10月21日、妊娠31週で計画帝王切開によって産まれた。女の子が3人、男の子が1人で、いずれも1000グラムを超えて産まれ、多胎児としては「大きめだった」(同院)という。
発表によると、岩手県内の病院で不妊治療を行い、排卵誘発剤を使って妊娠。子供はいずれも別々の卵子から生まれたと推定される。多胎児の出産は、早産や母体の中毒症などのリスクが高いが、胎児の推定体重が1人500グラムを超えたぐらいの同23週で母親に入院してもらい、必要に応じた点滴をするなどしてリスクを減らした。
出産状況は「ほぼ満足のいく状態だった」といい、経過も順調。長女が体重2キロにまで育ち、既に保育器から出ているほか、二女と三女も近く保育器を出る予定。一番下の長男が出るのは10日過ぎとみられる。
会見には、山田豊・副院長、出産までを受け持った十亀真志・産婦人科長、出産後を担当した木田毅小児科医長らが出席した。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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