土方歳三ブロンズ像除幕式
update 2003/12/2 10:47
新選組副長、土方歳三のブロンズ像が完成し、1日午後1時から五稜郭タワー敷地内の銅像前で除幕式が開かれた。関係者をはじめ、一般市民や全国の土方ファンらが見守る中、りりしい洋装姿の土方の立像がお披露目された。
五稜郭タワー(中野豊社長)が来年12月の創立40周年記念事業の一環として建立した。
制作者は、函館出身でローマ在住の彫刻家、小寺真知子さん。作品名は「五稜郭に立つ 土方歳三」。長刀を腰にさし、右手に乗馬鞭を持ち、遠くを見つめている。高さは、等身の1・2倍にあたる約2メートル20センチ、台座を含めると約3メートル。
式では、中野社長が「この彫刻により、函館と五稜郭が経てきた激動の歴史、土方歳三の心と思いを多くの皆様に感じていただきたい」とあいさつ。井上博司市長、函館国際観光コンベンション協会の沼崎弥太郎会長、小寺さん、中野社長の手で白布が引かれ、除幕された。
ブロンズ像のほか、完成祝賀会では土方歳三の胸像も披露され、同タワー展望台へ移設された。
式にも出席した、土方歳三資料館(東京都日野市)館長で、土方家の子孫にあたる土方陽子さんによると、土方歳三の銅像は同資料館、土方家の菩提寺である金剛寺(同)に次いで3体目。土方さんは「素晴らしい銅像が函館の地にできてうれしい。穏やかな優しさを秘めており、土方歳三のイメージに一番近い」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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