自動車税滞納者、来月給与差し押さえ
update 2003/11/30 13:40
道は12月を納税推進強調月間に位置付け、自動車税滞納者の給与差し押さえに踏み切る。給与の差し押さえを全道一斉に執行するのは初めて。渡島管内の対象者は複数年度以上滞納している555人で、渡島支庁は勤務先に照会するなど、厳しい態度で臨む姿勢をみせている。
同支庁税務部によると、10月末現在の渡島管内の自動車税滞納額(前年度繰り越し分を含む)は約10億円で、前年度から横ばいの状態。徴収率は85・73%で全道平均87・72%を下回った。14支庁と3道税事務所の中でも、徴収率は16位と低迷している。
給与差し押さえの対象は納税の催告に応じない複数年度以上の滞納者。勤務先に照会している555人の滞納額は4100万円に上る。勤務先の協力を得て、給与から最低限生活ができる金額を差し引いた、差し押さえ可能額を徴収する。12月中旬に執行を予定し、全額完納するまで続けられるという。
併せて、道は滞納者向けに全道一斉で「休日納税窓口」と「夜間納税窓口」を開設。休日窓口は日曜の12月14日に開き、夜間窓口は同18日午後9時まで時間を延長する。同支庁は単独で同17日にも夜間窓口を開設するなど、厳しい道財政を踏まえ、工夫を凝らした微収対策で財源確保を図る。
同支庁の橋口国代士税務部長は「まじめに税を納めている人と公平に負担してもらうのが基本。(今回給与を差し押さえる人たちは)相当納期が過ぎているので、厳粛に行いたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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