捕鯨テーマに小松氏が講演
update 2003/11/30 13:36
函館の海洋都市としての将来性を考える「第17回地域振興フォーラム―海と共に生きる」(函館市、函館商工会議所など主催)が29日、函館市湯川町1の花びしホテルで開かれ、国際捕鯨委員会(IWC)日本政府代表代理の小松正之・水産庁漁場資源課長が講演した。
約200人が参加。小松氏はペリー来航と箱館(現在の函館)開港の歴史を振り返り、「函館は日本海にも太平洋にも行け、米捕鯨船団の戦略として重要だった。クジラがいたからこそまちが発展し、函館とクジラは切っても切れない関係」と持論を展開した。
日本の調査捕鯨については「国際捕鯨取締条約」に基づく正当性を強調。「疑似捕鯨ではない。これだけ増えているミンククジラやマッコウクジラが絶滅の危機だというのはやめてほしい」と、反捕鯨国の主張を批判した。
最後に「捕鯨再開は皆さんの生活、まちの歴史とも関係がある。国民一人ひとりの意思が伝わる政治判断の時期を迎えている」と締めくくった。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。