江差北部3小統合問題で日明小PTAが統合容認へ

update 2003/11/28 13:25

 【江差】校舎老朽化に伴う江差町北部3小学校の統合問題で、日明小PTA(赤石和徳会長)は27日、地域住民を交えた拡大PTA総会を開き、学校跡地の有効活用を条件に3校統合を容認する方針で一致した。

 総会にはPTA関係者と住民約30人が出席。前半では、濱谷一治町長と飯田富洋教育長らが参加して、3校統合を進めたい町側の方針に対してあらためて理解を求めた。

 後半はPTAと住民で協議した結果、老朽化が著しい校舎を今後も使用することは難しいとの認識で一致。町の試算では約6億5000万円を要する校舎改築も厳しい財政状況から、参加者全員が「断腸の思い」ながら困難との判断に至った。

 このため、統合後の校舎跡地について、放課後や夏・冬休みにも、児童が遊び場や住民との交流の場として、施設建設を含め有効活用することを条件に、統合を容認することで一致した。近く町側に文書で回答する。

 同町長は10月、老朽化が進む同小と朝日小を水堀小を受け皿に統合する方針を固め、3校で説明会を開催した。朝日、水堀両小は統合を容認。反対意見が根強い日明小のPTAと地域住民の判断が注目されていた。

提供 - 函館新聞社



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