恵山、南茅部の国保病院、函病分院で存続へ
update 2003/11/27 11:47
函館市・戸井町・恵山町・椴法華村・南茅部町の第3回合併協議会(会長=井上博司函館市長)が26日、市内のホテル函館ロイヤルで開かれた。恵山、南茅部両町の国保病院について、井上会長は「市立病院の分院という形になるだろう」と述べ、合併後は分院として存続する見通しを示した。戸井町の町立歯科診療所と椴法華村の村立診療所はいずれも公設民営で、そのまま残る見込み。
恵山町の国保病院は1961年開設で、現在の施設は2002年12月に完成。診療科目4科(内・外・小児・リハビリ)、病床66床(一般26床、療養40床)、職員は嘱託を含め59人(5月1日現在)で、1日平均の外来患者は131人。
南茅部町の国民健康保険病院は60年の開設で、施設全体の完成は75年12月。診療科目4科(内・外・小児・整形外)、病床59床(一般37床、療養22床)、職員は同47人(同)で、1日平均の外来患者は153人。
会合では、両病院と戸井町、椴法華村の2診療所は市が引き継ぎ、早期に経営形態を見直す―とする案を原案通り決定。原案に対し「早期とはいつごろか」と委員からの質問があり、井上会長が両国保病院の分院化の方向を示し、「具体的日程を示すことはできないが、医師の確保、体制や職員処遇などは5首長で引き続き協議していく。住民サービスの低下につながらないようにするのが大前提」と述べた。
このほか6項目について協議。保育事業、介護保険事業など4項目を原案通り決め、福祉事業と水道事業は継続協議となった。水道事業では、委員から「簡易水道を使っている4町村が合併後も簡易水道のままとするか、市同様上水道管を敷設していくのか、今後の見通しを示す必要がある」との指摘があった。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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