七飯町の佐々木さんが自宅でパン教室開講
update 2003/11/26 12:04
【七飯】七飯町大川の主婦、佐々木弘子さん(48)がこのほど、自宅でパン教室を開講した。初心者向けには市販のイーストを利用するが、上級者向けには自らが研究を続ける自家製の天然酵母を使う、プロ顔負けの本格的な内容。佐々木さんは「教室を通じ、パンのおいしさ、作る楽しさを伝えられたら」と話している。
パン作りを始めたのは20代の前半のころ。「子供たちに安全なものを食べさせたい」という思いだった。当時はレシピ集などがあまりなく、失敗を繰り返しながら、独学で腕を磨いた。
転機は1999年。子育てが一段落したことを受け、「趣味のレベルを超え、もっとパンについて学びたい」と、函館市内の専門学校などで本格的に勉強をスタートし、製菓衛生師の資格を取得。この間に天然酵母の存在を知った。
天然酵母とは野菜や果物の汁から発酵する自然発生の酵母のことで、昔から利用されている。イーストとは違い、生地が膨らむのに時間がかかるなど、大量生産には向いていないが、風味が良く、日持ちがするなどの利点がある。
佐々木さんは天然酵母の魅力と出会い、「作るのは難しいが、飽きのこない素晴らしい味に仕上がる。ぜひ、極めてみたい」と自宅でブドウやミカンなど、さまざまな材料を使い、研究を続けてきた。
教室では初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合った調理法で指導する。もちろん、上級者には自家製天然酵母を使用したパン作り、酵母の作り方も教える。
佐々木さんは「指導しながら、私自身もレベルアップしていきたい。一緒にパン作りを楽しみましょう」と呼び掛けている。
受講のプログラムについては応相談。このほか、ケーキについての指導もしている。問い合わせは佐々木さんTEL65・4697。(奥山秀俊)
提供 - 函館新聞社
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