市営競輪の赤字9億円

update 2003/11/25 12:37

 市営函館競輪の本年度の売り上げ実績がまとまった。総売上額は131億8056万円で、前年度比11・8%(17億5671万円)減の大幅ダウン。市自転車競走事業特別会計における函館競輪場に限った単年度収支は約9億円の赤字で、1950年の同競輪開設以来最悪の赤字額となる見込み。

 同競輪の車券は同競輪場、同市内の松風町サービスセンター、札幌場外、その他の場外車券売り場のほか、92年度からは電話投票でも販売されている。

 このうち臨時場外だけが、1けたのマイナス幅にとどまったほかはすべて10%台の減少。最大の下げ幅は札幌場外の20・1%だった。

 今年4月にリニューアルオープンした同競輪場の入場者は同5・2%減の9万466人。同センターが3万5864人、札幌場外5万4849人で、3カ所合わせて計18万1179人。

 1日の平均売上額は同競輪場が同29・4%減の2451万円、同センターが同27・5%減の881万円、札幌場外が同33・5%減の1361万円、臨時場外が同15・9%減の9450万円、電話投票が同32・9%減の3200万円だった。

 市競輪事業部は「少ない投資で高い払い戻しが受けられる3連単の車券を求める人が増え、1人当たりの購買単価が下がった。不景気の影響では」とみている。

 本年度の同事業特別会計(決算見込み)では、歳入に前年度繰越金5億7900万円などを加え、赤字は2億900万円。しかし、同競輪場開催に限ると約9億円の歳入不足。黒字分からの一般会計への繰り出し金は2000年度以来、4年連続でゼロとなる。(吉良 敦)

提供 - 函館新聞社



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