モミの木さらに45本処分
update 2003/11/19 11:18
「2003はこだてクリスマスファンタジー」(同実行委員会主催)の巨大ツリーに使用される予定だったカナダ産のモミの木(高さ約18メートル)が、害虫発生で焼却処分が決まったことで、一緒に運んできた小ぶりなモミの木45本も同様に処分されることになっていたことが18日、分かった。45本はJR北海道函館支社が、函館駅のツリーなどとして函館市内で展示する予定だった。これを受け同社が、駒ケ岳山ろく鉄道防風林のトドマツを充てるなど、独自に代替木を探す動きがあり、同実行委は「こうした動きが広がってくれれば」と話している。
同実行委によると、処分される45本は、駅や観光スポットなど市内10カ所でファンタジー開催を知らせる「インフォメーションツリー」用(同5メートル)15本、メーン会場に飾る「サブツリー」用(同2メートル)30本。巨大ツリー用とともにカナダ・ハリファクス市から寄贈・運搬され、10月末に苫小牧の検疫で問題が指摘されていた。
ファンタジーの巨大ツリーは、道渡島東部森づくりセンターから譲渡されたトドマツで代用するが、その他のツリーの代わりは用意できなかった。JRは「せっかく定着したイベントなので」と、近く伐採する木を決め、同駅に搬入する。実行委は「今年はお分けできずに残念だっただが、皆さんがこうしてイベントに取り組んでいただけることはありがたい」と感謝の意を示している。
提供 - 函館新聞社
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