クマゲラの姿、確認できず
update 2003/11/18 12:13
【厚沢部】桧山支庁は17日、天然記念物のクマゲラが営巣している可能性が指摘され、間伐などの防災工事を休止している厚沢部町の土橋自然観察教育林(レクの森)で現地調査を行った。
民間研究者でつくる北海道森林鳥類調査室クマゲラ研究会(菊地政光代表)のメンバーの案内で、同支庁や同町役場の担当職員が、以前から確認されている、2―5年前に使われたとみられるクマゲラの巣穴2カ所、比較的新しい昆虫類を採った痕跡がある「採餌(さいじ)木」などを見て回った。同日はクマゲラの姿は確認できなかった。
同支庁と同町は、これらの痕跡から、同森にクマゲラが生息している可能性が高いと判断。倒木の危険がある枯れ木を間伐して、下草を育て土砂を安定させる「林相(りんそう)改良」などの事業について、本年度の実施事業の見直しを検討する。また、新年度の計画策定の前提となる住民説明会に向けて、計画全体の見直しも含めた再検討を行う方針で一致した。
提供 - 函館新聞社
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