クリーニングトラブル集計
update 2003/11/17 10:47
函館消費者協会(米田イツ会長)は、クリーニングトラブルに関するアンケートの集計結果をまとめた。約4割の消費者が製品の仕上がりに不満を持った経験があると答えた。苦情に対しては、7割のクリーニング店が「誠意ある対応」をしている。
アンケートは、同会会員と江差消費者協会会員およびその友人・知人など300人に実施。281人から回答を得た。質問は「クリーニングの仕上げなどで店にクレームを出したことがあるか」「クレームを出した衣料品目」「クレーム内容」「苦情を申し出たときの店の対応」など7項目。
「店にクレームを出したことがあるか」の質問に対しては、「はい」が39・9%(112人)、「いいえ」が60・1%(169人)。回答者の4割が製品の仕上がりに不満を感じたことがあることが分かった。
クレームを申し出た衣料品目は、セーターやズボン、婦人スーツ、スカートなど、「使用頻度の高い衣料品」で、購入期間1年以上2年未満の製品に最も多かった。
クレームの内容は複数回答で、回答数は187件。「汚れが落ちていない」が全体の4分の1を占める25・1%。次いで、「型崩れ」「縮み」「風合いがなくなった」などが続く。
「不満や苦情を申し出たときの店の対応」は、クレームを申し出たことがあると答えた112人が回答。「内容を聞き、言い分を認めて解決した」が69・6%(78人)と圧倒的。しかし、「クリーニングの仕上げに責任はないと言い取り合ってくれない」が17・0%(19人)、中には「消費生活センターへ行き相談するように言われた」というケースもあった。
「トラブル後の状況について」は、「苦情が解決したので以前と変わらず利用している」と「ほかの店を利用している」が、同じ割合でそれぞれ44・6%(50人)。「近所に店がなく仕方なく利用している」は6・3%(7人)だった。
アンケートの結果について同協会は「店側の対応で満足できない場合、クレームへの対応によって、消費者は利用店を変えることが分かった」とし、「これからも苦情の相談を受け付け、消費者と店側の双方に、公正な立場で対応していきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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