・宝船・が進水式

update 2003/11/17 10:46

 「笑福七福神祭実行委員会」(井上清美委員長)がイベントなどで活用するために造った“宝船”の進水式が、16日午後1時から、入舟町の函館漁港(入舟漁港)で行われ、大勢の市民を前にめでたい姿を披露した。

 進水式には、招待客ら約100人が出席。神事に続き、函館山七福神研究会(嵐静治代表)の七福神太鼓の演奏のほか、もちまきやシャンパンを割って船出を祝った。あいにくの強風で帆は出せなかったが、七福神の大漁旗をはためかせ海に滑り込むと、出席者からは大きな拍手が沸き起こった。

 井上委員長は「来年の元旦が楽しみ。“宝”を積んでくる宝船で西部地区が発展すれば」、製作した同町の船大工、平石健悦さんは「進水式の光景は懐かしかった。うれしいですね」と話していた。

 同委員会は西部地区の町名などに残る、七福神の仮装で元旦を祝うなどして地域活性化を進めている団体。今回「七福神にふさわしい舞台を」と宝船を模した移動式舞台を作製した。

 宝船は来年の元旦、大黒通りで行われる笑福七福神祭で本格デビューする。(福士雅巳)

提供 - 函館新聞社



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