福久さんモンゴルから帰国

update 2003/11/13 11:57

 北海道国際交流センター職員の福久織江さん(36)がこのほど、ODA(政府開発援助)民間モニターとしてモンゴル国内視察を終え、帰国した。現地でさまざまな事業を見学した福久さんは「国を立ち上げていくことの大変さを感じた」とODAの役割に理解を深めている。

 民間モニター制度は、ODAに対する使い道や透明性、効率性などを評価するとともに、活動を広く理解をしてもらうのが目的で、外務省が行っている。今回は全国から1、2期合わせて48人がモンゴルのほかケニア、ザンビア、ベトナム、バングラデシュ、モロッコの6カ国に派遣された。

 福久さんは、10月11日からモンゴル国内3都市を1週間かけて視察。首都ウランバトールでは、火力発電所開発事業を見学し、スフバトール、エルデネットなどでは鉄道をはじめとする産業振興・経済基盤の整備事業、基礎生活分野支援事業などを見て回った。

 現地では、国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアら現地で働く人たちの苦労を目の当たりにして感心したという。視察を終えた福久さんは「ODAは(イメージの低い部分もあったが)悪いことばかりではない。モンゴルについて何らかの形で情報発信していきたい」と今回の経験を生かしていきたいとしている。(小豆畑 栄)

提供 - 函館新聞社



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