金田氏、予想以上の大差
update 2003/11/10 11:47
予想以上の大差がつき、早々に金田誠一氏(民前)の当選が決まった衆院道8区。くら替え出馬となり苦戦がささやかれた金田氏だが、「保守分裂」が強い追い風となった。道8区から道4区に国替えした鉢呂吉雄氏(民元)も当選し、金田氏の選挙事務所では支持者たちが手を取り合い、万歳を繰り返した。一方の佐藤健治氏(自新)と前田一男氏(無新)の選挙事務所は、終始、重い空気に包まれた。
「やった、当選だ」―。三つどもえの激戦を制し、4選を果たした金田誠一氏(民前)は午後9時33分、函館市松風町9の選挙事務所に姿を見せ、「多くの皆さんの努力の結果です」とガッツポーズ。大勢の支持者から割れんばかりの拍手が沸き起こり、「万歳」がこだました。
テレビが「当確」を報じたのは、一部町村で開票が始まった直後の同8時5分ごろ。慌てて駆け付けた支持者たちは、予想外の圧勝にうれしい悲鳴を上げた。金田氏が夫人の洋子さん(52)と現れると、待ちわびた支持者の歓喜が一気に爆発。選対幹部らと握手し、高らかに勝利を宣言した。
金田氏は「今の政治への怒りの表れ。頂いた声に必ず応えていきたい」と決意を表明。10年ぶりの選挙区戦を「大変長い選挙戦でした。ブランクがあり、皆さんに何倍もご苦労をおかけした」と振り返ると、目を潤ませる女性支持者も。
同10時15分には、道4区に国替えした鉢呂吉雄氏(民元)当選の報が飛び込み、再び大歓声。鉢呂氏の連合後援会の松浦百秋会長は「1たす1は2ではなく、3になりました」。事務所内では万歳三唱が行われ、選挙区を越えた“アベック当選”に歓喜の輪が広がった。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。