民主押し切り3議席増

update 2003/11/10 11:45

 【札幌】第43回衆院議員選挙の道内新勢力分野が9日の即日開票で確定した。全国的に躍進した民主党は道内でも小選挙区で7議席、比例代表道ブロックで4議席の計11議席を獲得し、解散時勢力8から3議席増を果たし、道内第1党の座を得た。一方、自民党は小選挙区5議席、比例代表3議席の計8議席となり、解散時勢力8の維持にとどまった。公明は比例代表で1議席確保、共産、社民はともに議席を失った。

 民主は比例での復活当選を含め、小選挙区出馬の11人全員が当選したことになり、道内勢力図は自民と民主が互角に渡り合う形から、民主を軸にした姿に塗り替わった。自民は道連会長の前職佐藤静雄氏、さらに吉川貴盛氏らが小選挙区で落選。6区(上川)で元職の今津寛氏が返り咲いたものの、比例代表を含め民主の勢いに完全に押し切られた。

 民主は1区(札幌中央、南、西区)で横路孝弘氏、前回の比例代表から2区(札幌北、東区)に移った三井辨雄氏、さらに今春の知事選で落選後、従来の8区から4区(札幌手稲区、後志)に国替えした鉢呂吉雄氏が自民党道連会長の佐藤氏を破るなど続々と当選。

 前回辛勝した9区(胆振、日高)の鳩山由紀夫前代表が自民前職の岩倉博文氏を振り切り、3区(札幌豊平、白石、清田区)の荒井聡氏、10区(空知、留萌)の小平忠正氏も死守した。

 自民は小選挙区で中川昭一氏(11区)と12区(網走、宗谷)の武部勤氏が早々と当選を決めたものの、その他は民主候補との激戦を余儀なくされた。6区で今津氏が返り咲いたが、2、4区で議席を失い、5区(札幌厚別区、石狩)で町村信孝氏、7区(釧路、根室)で北村直人氏が逃げ切るのが精いっぱいだった。

 道内勢力は解散時、自民と民主が8で並び、公明と共産、社民、無所属が各1。今回は12小選挙区に前職15人、新人22人、元職3人の計40人が立候補し、比例代表(定数8)には重複候補者を含め37人(うち単独候補11人)が立起した。

提供 - 函館新聞社



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