中古パソコン、ＯＡ機器店出店

update 2003/11/10 11:44

　通信設備工事の帝国電気通信（本社・苫小牧市、三村昭仁社長）は２９日、函館市花園２３に、中古パソコン・ＯＡ機器販売店「ユーズドオフィスマシンバンク・テイコク」を出店する。苫小牧に続く２番目の店で、函館進出は初めて。同社は「函館の方に低価格で良質な商品を提供したい」と意気込みをみせている。

　出店先は市道日吉が丘通に面したビデオレンタル店跡。鉄筋コンリート造り平屋、広さは約４００平方メートルで、１８日から改修工事に入り、準備を進める。店にはパソコンをメーンに、１万を超すアイテムを取りそろえる。家電や厨房（ちゅうぼう）機器も取り扱う予定。オープン時には、目玉商品を多数用意する。ある中古パソコン業者が「（同社の）苫小牧店で仕入れて、店頭で販売したことがある」と漏らすほど、低価格で知られているという。

　同社の中古品事業は、２年前から。リースや倒産物件を買い受け、検品・復旧・クリーニング作業を行い、販売している。本社のある苫小牧店での出店が予想以上に好調だった上、函館でもニーズがあると判断し、出店を決めた。

　同社は「当面、新たな店を新設する予定はない」としながらも、「環境問題を考えると、パソコンなどの再資源化は重要問題で、需要も高まるはず。将来的には全道に拡大し、環境問題の一助になれば」と話している。

提供 - 函館新聞社

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