クリスマスファンタジー会場に大黒様

update 2003/11/8 12:39

　函館市弁天町の大黒通りの活性化を進める「大黒通りフェスティバル実行委員会」（嶋崎孝治代表）が、今年の「２００３はこだてクリスマスファンタジー」の会場に「大黒様」を派遣する。同時に、弁天町でイベントを開催する予定で、同実行委は「日本のサンタクロースともいえる大黒様の力で、冬の西部地区を活性化できたら」と期待している。

　計画では、１２月２３日夕、サンタクロースに扮（ふん）したメンバーが、馬が引くそりに乗って大黒通りを出発。午後５時半、クリスマスファンタジー会場に到着すると同時に、ステージ上で大黒に早変わりし、イルミネーションの点灯式などに参加する。

　準備作業は順調に進んでおり、サンタクロースが乗る、長さ３メートル、幅１メートルの馬そりも完成。工芸家でもある嶋崎代表が１週間掛けて作り上げた力作で、赤と緑のクリスマスカラーで華やかに仕上げられた。このそりは、「亀尾道産子馬遊会」のドサンコが引くことも決まった。

　また、さらに会場を盛り上げるため、同実行委では当日、サンタクロースの姿で来場した人にプレゼントを配布する予定。もちろん、大黒の姿でもよく、「会場をサンタクロースで埋め尽くしたい」と張り切っている。既に、嶋崎代表の旧知の問屋（札幌）の協力を得て、プレゼントする指輪や髪留め約８００個を用意した。

　ファンタジー会場を沸かせたメンバー扮する「大黒様」はその後、馬そりで大黒通りに戻り、同所での「ザ・にっぽんのサンタクロースライブ」（同実行委主催）に参加。三味線でのクリスマスソング演奏などのイベントを盛り上げる。（後藤泰良）

提供 - 函館新聞社

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