函館漁港の「石積み防波堤」保存法巡り初会合

update 2003/11/6 10:19

 函館開発建設部の「函館漁港歴史的防波堤検討会」(座長・長野章はこだて未来大教授)が5日、函館市若松町のフィットネスホテル330函館で初会合を開いた。歴史的に価値の高い「石積み防波堤」の保存法をめぐって、意見を交わした。

 石積み防波堤は1896(明治29)年に着工。近代土木の父として知られる広井勇氏が監督技師を務め、建設した。同開建は2002年度から同漁港の漁場整備事業計画を進めており、06年度までに防波堤を補修、復元する。

 この日は委員12人が出席。「函館市が進める函館国際水産・海洋都市構想の中で、位置付けが必要では」「海側から見ることも考えたほうがいい」「広井氏のデザインを尊重して復元すべき」などの意見が寄せられた。同開建が示した防波堤の前を、埋め立てて交流広場にする計画には反対論もあった。

 同会は来年2月上旬の会合で具体的な景観・保存方策をまとめる方針。同開建の笹島隆彦次長は「単なる整備にとどまらず、漁港を中心にしたマチづくりのきっかけになれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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