道南農業試験場で晩秋の稲刈り
update 2003/11/6 10:18
【大野】道立道南農業試験場(大野町本町)の水稲大型世代促進温室で5日、品種改良を進める稲の収穫が行われた。今年は10年ぶりの冷害に見舞われたが、温室内は日当たりも良く、稲穂がこうべを垂れるほど豊かに実った。
水稲大型世代促進温室は2000年に新設。水稲の品種改良を短期間に進めるため、年3回稲を栽培している。
今回は二期作の稲刈りで、8月に種をまき3カ月で収穫にこぎ着けた。屋外でなら通常、稲刈りまでに半年はかかるという。この日は職員らがかまを手に、水田面積800平方メートルのうち、半分の稲を刈り取った。
同農試研究部は「病害はなく、温室の中は温度もコントロールできるので生育もいい」(作物科)と評価している。
残る稲は来週にも収穫し、三期作に使用。生産力検定などを経て新品種誕生までに、最短で残り6年かかるという。
提供 - 函館新聞社
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