陶芸「土」の会が初窯展
update 2003/11/6 10:17
函館市蛾眉野町に専用の登り窯「がびの窯」を作った地元の陶芸グループ、陶芸「土」の会(熊坂実会長)による「初窯展」が、5日から棒二森屋本館7階で始まった。10月の初窯で誕生した記念すべき作品を11日までずらりと並べている。
同会と古くから親交があり、築窯や窯入れの指導にもあたった青森県むつ市在住の陶芸家、太郎仁さん(51)の個展との同時開催。
初めての窯焚(た)きは、10月7日から1週間、24時間体制で行われ、会員20人が約400点の作品を焼成。割れや変形などを免れた約200点を会場に並べた。
つぼ、花入れ、水指など、焼き締めならではの風合い豊かな作品ばかりで、土のぬくもり、窯変などを楽しませている。作品とともに、初窯での会員の奮闘や喜びを伝えるスナップ写真も展示。会員の指導で函館亀尾小中学校の児童・生徒らが作った陶芸作品も紹介している。
一方、太郎仁さんも新作を中心に約200点を展示。「銀河鉄道」と題して連結させたランプシェード、家族がお頭つきの魚を囲む様子を表現した大皿「給料日」など、個性豊かな焼き締め作品がそろっている。
提供 - 函館新聞社
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