上磯町でさけまつり
update 2003/11/4 10:56
【上磯】上磯町に遡上(そじょう)する秋サケに親しむ「上磯町さけまつり」(実行委員会主催)が3日、茂辺地川下流の特設会場で開かれた。秋晴れの下、各種イベントが行われ、目の前で水しぶきを上げるサケに、来場者の歓声がこだました。
開場と同時に、お目当ての荒巻きザケを手に入れ、肩に担いで会場内を見て歩く男性の姿があちこちで見られた。また、小学生50人が川べりに一列に並び、引き網に挑戦した。顔を真っ赤にして綱を引き、網に掛かり水面で躍るサケに、大漁の喜びを味わった。
正午には、上磯はまなす漁協女性部が無料で約1000食用意したサケ鍋の前に長い列が。具だくさんの汁を手にした来場者は、秋の味覚を満喫した。
特設のいけすで行われたつかみどりでは、逃げ回るサケに悪戦苦闘。子供たちは抵抗するサケを腕に抱きかかえてはいけすに落とし、びしょぬれになっていた。
東京都世田谷区から家族3人で訪れたという角埜裕基君(10)は、引き網に参加した。「網にかかったサケに水をたくさんかけられたけど、とても楽しかった。帰ったら友だちに話したい」と笑顔だった。
同まつりは、町内で取れる旬のサケを楽しんでもらおうと毎年開催しており、22回目を迎えた。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。