東京国際映画祭に「イルミナシオン」招待
update 2003/11/3 14:10
東京国際映画祭で2日開かれた国際映画祭シンポジウムに「函館港イルミナシオン映画祭」(米田哲夫実行委員長)が招待された。全国から3映画祭が招かれ、映像を交えてこれまでの取り組みなどをプレゼンテーション。映画祭でも、シナリオ大賞から生み出した「パコダテ人」「オー・ド・ヴィ」の2作品などについて、国内外の映画関係者を前にアピールした。
東京国際映画祭は世界11大映画祭の1つとして、1985年にスタート。今回、シンポジウムの中で映画上映やゲストの招聘(しょうへい)のほか、新たな試みを実施している「イルミナシオン」のほか、しんゆり映画祭(川崎市)とショートショートフィルム・フェスティバルが招待を受け、プレゼンした。
「イルミナシオン」は、96年から国内の映画祭では珍しく、シナリオ大賞を実施。その中から「パコダテ人」(99年準グランプリ)「オー・ド・ヴィ」(2000年グランプリ)の映画2本を生み出したことが評価された。プレゼンでは、ディレクターのあがた森魚さん、副実行委員長の太田誠一さんが、映画祭の概要とともに、作品化した2本についてロケ状況などの映像を交え、紹介した。
米田実行委員長は「国内外の映画関係者が集まるひのき舞台に招待されたことは光栄。来年の10周年に向け、良い弾みとなりました」と話している。
一方、今年の映画祭は12月5日―7日までの3日間開催で、昨年のシナリオ大賞短編部門受賞作3本も映画化しており、上映の予定。そのほかの上映作品、ゲストともに最終調整が進められている。今年のシナリオ大賞には長編部門に126本、短編部門に231本の応募があり、うち長編13本、短編18本を評論家の川本三郎さんらが最終選考中で、11月中旬に結果発表の予定。(福士雅巳)
提供 - 函館新聞社
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