冬フェス五稜郭会場の雪像製作中止

update 2003/1/21 11:09

 「2003はこだて冬フェスティバル」(実行委員会主催)のうち、2月8、9日に開かれる五稜郭会場(五稜郭公園内)で、同会場のシンボルの一つとして親しまれる雪像の製作が、雪不足のため、今年は見送られることになった。同じく子供たちに人気のある滑り台についても、今後、まとまった雪が降らない場合は中止になる可能性があり、関係者は頭を痛めている。

 同会場では毎年、雪像と滑り台が一体型で造られている。昨年は全長42メートル、幅12メートル、高さ5・4メートル、斜面(約30度)14メートルの規模で、11トントラック約100台分の雪を使用した。

 例年、土台部分の雪は新川町の雪捨て場、「化粧雪」は東山町からそれぞれ用意している。しかし、今年は最近の好天続きで「東山町の雪も例年の半分」(実行委)の状況という。

 このため、実行委は雪像製作を断念。滑り台については、協力の陸上自衛隊第28普通科連隊の作業開始予定日(24日)ぎりぎりの23日まで降雪状況を見て、最終決定することにした。

 今年の同会場は、消防音楽隊による演奏などが行われる2月8日のオープニングで幕を開け、毎年恒例の「赤ふんダービー」や「ウルトラクイズ」など各種ゲーム大会のほか、新企画として大野農業高校による「バターづくり体験会」など、多彩なイベントが予定されている。「スノーモービル体験試乗」や「道産子体験乗馬」、おでんや焼き物などの売店も用意される。

 主催団体の「えぞ共和国」の関係者は「雪像がなくても、イベントに今まで以上の力を入れ、市民参加のフェスティバルを盛り上げたい」と力を込めている。

提供 - 函館新聞社



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