北海道印刷工業組合函館支部が記念誌発刊
update 2003/8/13 12:11
北海道印刷工業組合函館支部(辻憲一支部長)は、このほど、「函館・印刷のあゆみ」を発刊した。同支部の90年の軌跡を中心に、函館における印刷業の歴史をつまびらかに紹介している。
1999年8月に函館で開かれた全道印刷業者大会を機に刊行に着手。辻支部長ほか、前支部長の安達隆二さんら10人が業務の合間を縫って資料収集に奔走。およそ4年の歳月をかけて写真などを整理し、この7月に発刊させた。
記念誌は「印刷と函館」「印刷業団体の推移」「印刷所の変遷」「北海道印刷業者大会函館大会」の4章で構成。同支部の前身・函館活版石版製本業組合の結成(1914年1月)などを盛り込んだ歴史を、当時の写真や名簿などを交えて細かく記している。
また、特集の座談会やハコー印刷を立ち上げた濱中榮吉(楽升)さん(故人)の遺稿、巻末の資料なども内容に厚みを加えている。
A4判233ページ。200部作製。関係機関に配布している。発刊に寄せて辻支部長は「函館は北海道近代印刷の出発地。函館市およびその周辺地の印刷に関する事項をまとめて次の世代に伝えたい」と話している。(池田比佐史)
提供 - 函館新聞社
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